ミラーの自作について

ミラーの組立は約50時間とマニュアルにありますが、週末ごとの製作ですと約34ヶ月が目安と思います。組立キットにはカットされたマリン合板、内部仕切板、ガンネル、マスト、ブ−ム、リギン、シ−ト、セ−ル、センターボード、ラダー、接着剤、製作マニュアル等が用意されています。

組立は約畳6畳以上の広さで雨風をしのげる場所を用意してください,道具はノコギリ、カンナ、ノミ、キリ、ドライバ-、クランプ, ヤスリなどが必要ですが、電動ドリル、電動ランダムアクションサンダ−があると作業がはかどります。ボルト・ナット、ネジはサビに強いステンレス製をお薦めします。
エポキシ等はアマゾンなど通販からも購入できます,なお小さな部材の接着には市販のチューブ式2液エポキシが便利です。
接着、塗装の作業は梅雨、夏には適しません。秋に製作を初め春までに塗装を終え進水式のように十分時間のあるスケジュ−ルを組まれると良いでしょう。


  1 マリン合板はカットされていますので銅線で繋ぎ合わせハル(船体)を作ります。
バウに向かう側板はカーブが強いので合わせの調整が必要です。
この段階では銅線を80%程度の力で締めてガラステープ接着前に全体の締め増しをします。
 
 2
底板、側板、スターン、バウの合板をガラステ−プと低粘度エポキシ(推奨)、又はポリウレタンで接着しますが、完成艇と同じ幅になるようにハルの幅を広げる“あて木”を中央に仮止めしてから作業を始めて下さい。
この作業ではガラステープの中に空気が残らないようにして下さい。 
 
 3
内部にエアータンク仕切り板、センタ−ボ−ドケ−ス、デッキの受け材、補強材を造作します。
 
  4
デッキを貼りますがその前に船全体の歪みをみます、これは重要ですのでデッキの四隅に対角線に糸を張って歪みを調整し固定します。
モノコック構造でキール(竜骨)のない構造ですがデッキを貼ると頑丈なになります。
なおデッキを張った後は歪みの修正出来ませんので慎重に作業を進めて下さい。
  5 左右のガンネル、前部の飾り板と後部三角補強板を付け、バウ・後部トランザム・左右のタンクにハッチを付けます。
  6 ハル、デッキ内側等の凸・バリを削り滑らかにし凹みはパテ埋めします。 スゲグ、ハルの外側の補強板は角を削って水の抵抗を少なくします。
  7 塗装しリギンを装着すれば完成ですが塗装は帆走性能に大きな影響を与えますので十分に時間をとって作業を進めてください。
  8
塗装は硬さ軽さと防水性において2液性ウレタン塗料をお勧めします、下塗りと上塗り2回してください。
(例として下塗りエポキシ、上塗り関西ペイントPG80)
ヨット製作の概要
ミラー会員による自作記録 

時系列に詳しく説明されてます
    
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        其田: sonoda@akikougei.sakura.ne.jp